『燃えよ群青<回想●野村秋介>』
『燃えよ群青<回想●野村秋介>』
岩田晃一著『燃えよ群青<回想●野村秋介>』
【内容紹介】
「折りにふれて書いておいたものだが、君ら門下生に読ませたいと思って、手作りで本にした。秋さんが見たら怒るかもしれないけどな………」
そう言われて、岩田さんから十冊ばかり頂いたのは、野村先生が亡くなる半年ほど前のことだった。
私達の運動とは関係のない処で、「岩ちゃん」「秋さん」と呼び合う先生の心の友――岩田さんとは私も親しくお付き合いさせて頂いている。
特に、平成四年の参議院選挙の際は、大阪で、私を始め若い連中がなにかと大層お世話にもなった方だ。
読ませて頂いた。そこには、私達の知らなかった先生が、肩の力の抜けたやさしい先生が、思いがけない処で、ほほえましい姿でイキイキと描かれていた。
納得、感動、納得、の連続だった。
岩田さんは「門下生だけにでも………」とのことだったが、『それは惜しい、せめて先生を知る人に見て欲しい………』が、私の読後感だった。
暫くして、先生は、朝日新聞社で自決された。
先生を喪うと共に、私も自分の全てを失ったと思った。
「中台に渡せ」と言い残された、腹に巻いていた血染めの日の丸を手にした時、私の心は激しく揺れ動いた。先生への断ち切れぬ想いと、大悲会の未来への想いが交錯した。
眠れぬ夜、私は再度この本を手にした。
在りし日の先生の姿が、声が、教えが、以前読んだ時とは全く違う印象で強烈に蘇って来る。
以来私は、悩んだ時、寂しい時、この本を拾い読みした。
「先生を知る人達にも是非読んで欲しい………」その希いは強まるばかり、その思いをずっとずっと心に秘めて来た。
先生の三回忌、十月二十日が近ずくにつれて、私の思いは焦りに変わり、とうとう我慢出来ずに、岩田さんに話してみた。
その道に詳しい方々の、先生に関する著作はいろいろとある。しかし、その道を離れて、人間・野村秋介の《心》を記述している冊子はご自身の書かれた『獄中記』以外は皆無と思われるだけに、外から見た先生のお心の記録として、自分が何とか形にしたい………と。
この本だけは自分自身の手で出させて欲しいという強い思い入れは、岩田さんには通じていたし、岩田さんの親友で、鰹コ和ヒューマンリソーズの中田鈴雄社長が、協力を申し出て下さったのを機に、多くの、先生の親友方のご賛同も得て実現の運びとなった。心から御礼申し上げたい。
人間・野村秋介の知られざる一面をご覧頂けたら幸甚と思っている。(大悲会会長・中台一雄「刊行にあたって」より)
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雙葉會◎ブログ『日々日常●今宵の鬱』
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