三島由紀夫覚え書き
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右翼の重鎮・三上卓や元大悲会会長・野村秋介は、三島と森田の死を知ったとき、尋常でない衝撃を受けたとしており、野村秋介は、「三島由紀夫は戦後の民族運動の原点になる。今後は、西欧文明に蹂躙され、逼塞寸前にまで追い込まれた日本の文化伝統、民族生命をいかにして守り抜くかというところに重点が置かれる」と評価、三上卓も「最後が立派だった」と高く評価している。
この「三島事件」は、その後に誕生の経緯を持つ一水会をはじめ、いわゆる「新右翼」と呼ばれる右翼団体や民族派団体の誕生や活動に多大な影響を与えたと言われる。
三島と森田の死後、三島由紀夫研究会が中心となって毎年、命日となった11月25日を中心に「憂国忌」(追悼集会)等を開催し、三島と森田を偲んでいる。
憂国忌
引用文献■右翼問題研究会『右翼の潮流』立花書房
構成■サン企画
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